rururu☆

思いつくまま 気持ちを記録。。

司馬遼太郎さんについて

ここのところ、この人の作品漬といった感があり、今読んでいる「坂の上の雲」とかその作者とは、一般的にどんな評価がなされているのだろうか…?と思い、いろいろ検索してみた。
司馬さんの作品中の歴史的記述について、その真否が取りざたされている事は以前より承知しているし、司馬さんが存命中の時間から現在までの時間の中で明らかにされている事もあろうから、それに関しては特に違和感を持っていたわけではない。


ただ。。。


やはり執筆活動をされる方と言うのは、その作品にその人となりがそれなりに反映されるものだろうと思うとすれば、検索してわずかにHITする記述が事実だとして、とても残念に思わずにはいられない。


もちろん、プライベートはプライベート。


それでも、彼の作品に魅了される人は圧倒的に多い…のはなぜなんだろう、自分を含めて。


取り上げる歴史的人物に、基本的には深入りせず、努めて客観的に、自分で積み上げてきた資料の分析結果を絶対的自信の源とし、断定的な文章にまとめあげられる時、人の心には「すとん」と綺麗に収められるからなのだろうか。
そうやって歴史資料を収集される事を自らのお仕事とし、執筆活動を趣味と称されていた司馬さんは、史実に関しては絶対的自信で持って私たち多くの読者を先導する事が出来たのに、プライベートに関しては人任せにされる事が多かった…


確かに、司馬さんの作品ばかり読んでいると彼の歴史観=史実、となりかねない自分に危うさを感じ、もっといろいろな意見に触れるべき、と思っているところ。
ただ。。。
自分が読みたいと思う歴史小説家の人が。。。
いないのよね〜