rururu☆

思いつくまま 気持ちを記録。。

命の値段

イランで麻薬密輸団に誘拐されていた大学生が、先日無事解放されて帰国されたとのニュース。
何年か前に確かバグダッドタリバンに日本人が拉致された時、当時首相だった小泉氏が拉致された日本人の救出に成功した後、「こうした救出にどれだけのお金(税金)が使われるか…渡航禁止区域(国)への安易な入国はそうした観点からもよく考え直し自粛してもらいたい」…と言う様な苦言を呈した所から…という印象が私にはとても強いのだが、あれ以来、日本人が海外で誘拐され、たとえ救出されたとしてもその後に必ずといっていいほど「この救出には税金が…」という声が上がるような気がする。
確かに、よくよく話を聞いてみるとその誘拐・拉致とは、本当に避けられなかった出来事と言うよりは、実は以前から危険な場所として外務省などでも通達していた所に知っていたか、知っていてもその危険度を甘く見ていたか、自ら足を踏み入れて…ということだったりすることのほうが多いような気がする。
日本国内も以前ほどの「平和な国」という印象より凶悪事件の印象の方が先に立つような今日この頃だが、それでも政局が不安定な中東地区に比べればまだまだ治安が良い国だとおもう。そういう‘平和’な国の中にいるとその外では一般人にしてもどんな心構えでどういう生活をしているのかなかなか分からないのだろうと思う。やっぱり、まだまだ‘平和ボケ’とか言われても仕方がないのかな。
そんな‘あま〜い日本人’ではあるのだけれど。
でも人の命=税金・お金…という発想がなんともせちがらいなぁ、と言う印象はぬぐえない。
一生懸命働いた中から無常に(!)天引きされる税金。正しく‘血税’なのだけれど、最近この血税が国民の知らない所で「無駄に」使われている、と言う報道が頻繁にされているところから、みんなが神経過敏になっているのかな、と言う気もする。
確かに、納めた税金が私たちのためにきちんと使われているかどうか、関心を持つことはとても大切な事だと思うけれど。


それでも大切な1つの命が助かった…という気持ちも大切にしていいのでは思う。
そういう気持ちに税金云々と言うお話は水を指されたような感じで個人的にはあまり言い気分がしなかった。
自分だっていつ、どこで助けてもらうか分からないのだし、助けてもらった時100%自分が正しい行動だったと言い切ることが出来るか、自分に落ち度はなかったのか。
自分自身、常々反省することなのだけれど、人との会話の中で相手に刃を向けるような厳しいことを言った時、その刃はいつか必ず自分に向けられるものだと思っている…その他人に向けた刃を自分自身が受け止められるものなのか…よく考えて人に意見するべきなのだろうな、と思っている。



もっと、あったかい気持ちでいられる空間にいたいと思う。



   ☆   ☆


pm.7:06
お休みが終わってしまいました…寝てただけです。毎月一回は有給を使って平日にお休みしているのですが、そういえば先月はロッキーの病院通いで終わっちゃったから、久々にぼさっと…いや、いつもかな…


ロッキーのお散歩で嫌がるロッキーをなだめて少しだけ足を伸ばしていつもと違う公園に行きました。今年の梅雨はしっかり雨が降っているような気がするせいか、公園の木々の緑もいつもよりうっそうと茂っているように思えるし良く水分を含んだしっとりした葉っぱからはマイナスイオンでも出ているようで空気がひんやり冷たく感じました。
梅雨明け後のあつ〜い日々を迎える前のほんの少しほっとできる季節なのかな。。。