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思いつくまま 気持ちを記録。。

派遣のお仕事

最近‘派遣のお仕事’に関する記事をよく見ます。例の事件以来にわかにクローズアップされた感じ。あと、派遣会社の不正行為の発覚とかもね。
「派遣のお仕事」とかいうドラマが以前あったような気がするのだけれど、これは若い女性で正社員ではなく‘派遣’と言うスタイルを自ら選んだ人たちの、派遣社員独特の考え方を風刺したものかなぁ〜と、思っていたのですが。(見ていないのであくまで想像です)今話題にされ、問題視されているのは正社員になる道を閉ざされた人たちが、‘派遣’と言うスタイルでしか働くことが出来なくて、低い時給で独り立ちできない状況にあること、これは学校卒業後、ずっとそういう生活をしている人もいれば、正社員として働いていた人が会社の倒産、リストラ等で職を失ったことがきっかけになることもある。
自分も派遣なので身につまされるところがあります。このまま一人の状態で生きていくとしたら、この賃金では到底独り立ちは無理だし、最初に採用される時に「一人暮らしが出来るほどの賃金はお渡しできないことをご了承下さい」と言われたような気がする。企業として応募の対象を既婚者を前提に賃金の設定をしており、それだけお給料の設定を低くしているのだろうな、と思う。
最近この手の記事を読んでいて初めて気が付いたのだけれど、企業とは、採用する際に、業種とか、雇う人の待遇とか考える時、今相手(応募しようとしている人)がどんな生活スタイルの人が多いのか、とか、こういうライフスタイルの人を対象に…とか、考えて募集をかける、と言う事が基本としてあるのかな、と思った。だとしたら、今日本ですごくたくさんの、低い賃金で働いている男性の派遣社員の派遣元とは、派遣社員の生活をどう思っているのだろう…ということにもなる。
一方で、企業が一番抑えたい出費とは人件費だから、それを抑えようと企業努力をした結果が賃金が低くて比較的自由に人員調整が出来る派遣と言うスタイルを多く採用することになるのだと思う。


企業の社会的責任って何?
会社としての利益の追求って?


考えていると分からなくなります。


つい最近、「自殺したい」と言う題名のブログに出会いました。昨年の11月or12月から更新がないのが嫌な感じなのですが…そういうどん底の気持ちから這い上がれたのなら、だから超マイナスのそのブログの存在が必要なくなったのなら、いいのだけれど。
その人は47歳独身女性。ブログを開設する半年前に働いていた会社をやめ(解雇なのかは不明)、その後職にありつけず日々の食事にも苦労するようになり、うつ病も患うようになったようです。ブログのコメントから生活保護の申請をしようとされたのですが、申請をすると家族に(家族がいる場合)その旨が伝わる、と言う所で申請するか否かが止まってしまった…お母様に知られたくないって…。


年齢や状況から、自分もそうなっていた可能性が充分あると言うところが、私も、本当は実家で暮らしていては、本当はいけないのかな…と、自分自身の今の処遇に疑問が湧いてきてしまう。私もこの47歳の人のようになる可能性は充分ある。


そこから発展して…
そんな私が日々、すこし偉そうな発言をしたとき、「いい年して一人の女が、自立もしていないのに偉そうに…」と、社内でそう思う人がいても不思議じゃないよな…そんな気もします。「貴女も自分の人生考えたほうがいい」と思いつつ、こんなに便利に使える人間は、今の安い賃金のまま採用しておくに越したことはない…


会社としては、そんなところなんだろうな…